お山の教室

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「お山の教室」第149回
『山岳映画の楽しみ』

開催月日:2025年4月17日(木) 14:30~16:30の予定(14:00~受付開始)
講師:茂木実(SES山岳映画サロン代表)
場所:板橋区ハイライフプラザ
定員:28名
受講料:700円(当日受付でお支払いください)

 

レポート

小仙丈沢からの登頂

南アルプス林道を流れる野呂川の小さな支流の一つ小仙丈沢を歩き、沢山の岩場も登る。
やっとのおもいで小仙丈ケ岳に無事に到着し安堵する。ここからの仙丈ケ岳は優美な山容が広がり南アルプスの女王に相応しいお花畑が待っていた。
※沢登りの探検的山登りの映像は、充実感が溢れていた。

西沢渓谷紀行

日本渓谷百選の一つ西沢渓谷のルーツを求め次々と現れる滝と淵をめぐる渓流散歩。
奥秩父を広く世に知らせた田部重治の紀行「笛吹川を遡る」文学碑から遊歩道を散策開始。西沢の水音とコバルトブルーの水流は花崗岩(鉱物含有)と解かった。
森林軌道コースは旧三富村と塩山駅とを木材など搬出し、林業に携わる人々の生活物資を搬入していた。現在でも鉱物(金)を求めている人達がいる。
※絵画のような壮観な眺めと渓谷に響きわたる水音、オーケストラ音楽を使いダイナミックな自然を感じる事ができた。

二子山!(西秩父)永遠

武甲山は秩父の代表作な名峰ですが、今から70年前初めて見た時は鉄兜と思わせる姿。
登山ルートは幾つも在り、まさに岩の殿堂と言っても過言ではなかった。しかし現在はその姿の全てがセメント素材となり破壊、当時のイメージは消滅してしまった。
昭和39年東京オリンピックが決まると、高速道路等の建設が始まり二子山に隣接する白石山が削られていき、さらに10年程経過すると白石山が消え山頂にはブルドーザーが入っていた。今回訪れた二子山から見た叶山といわれた山頂、驚いた事に平地に変化していた。岩峰だったイメージは無い。
現在高層ビル建設が盛んになり次に二子山が標的なるのかと心配となり、地元の人に聞いてみると二子山の狭い岩稜の所有者が二名、その稜線で分けている。さらに採掘量が少ない為に破壊は免れた。現在埼玉県が自然公園に指定した事でその姿は保たれている。
※山の形を変えてしまった時代の流れ、山の神様はどのように思っていますか。

富士山をサイクル

富士山頂へ自転車を担ぎお釜を自転車で走る姿、山頂から駿河湾まで走り続ける企画。30分を越える映像はドキュメンタリー映画のようで、夢を叶える姿に感動しました。


「茂木さん卒寿おめでとうございます」それぞれの映像作品に思いを残され、卒寿とは思えない気力を感じました。
今年の目標「槍ヶ岳登頂」是非お元気で「槍ケ岳ピークの展望」を叶えて下さい。ありがとうございました。
(担当 黒滝富士子)

 

会場案内

板橋区ハイライフプラザ

地図

JR埼京線「板橋」駅西口より徒歩1分
都営地下鉄三田線「新板橋」駅A2・A3出口より徒歩3分
東武東上線「下板橋」駅より徒歩7分

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