開催月日:2024年7月18日(木) 13:30~15:30の予定(13:00~受付開始)
講師:鮫島員義さん(新ハイキングクラブ前会長・山行リーダー)
場所:板橋区ハイライフプラザ
定員:28名
受講料:700円(当日受付でお支払いください)
2022年12月から2024年4月にかけて実施した、11回の三木散歩の総集報告を語っていただいた。
見沼田んぼは自宅の近くだが歩いてみるとなかなかいいところであった。見沼田んぼは、池袋駅から宇都宮線や高崎線で約30分で着く大宮駅に隣接する約1,260ha(浜名湖の約2倍)という広大な緑地です。享保年間から200年間は田圃でしたが、減反政策などにより現在は近郊農業として競争力のある野菜などの畑作や植木栽培を中心に転作が進み、またゆったりとした公園も多く豊かな景色が作られています。
見沼田んぼの四季は、春は桜の回廊・菜の花などで彩られています。夏は緑あふれる季節で、多様な生態系の観察ができます。秋は、イチョウやケヤキの黄葉/紅葉そしてヒガンバナも見られます。冬は沢山の渡り鳥が飛来し水辺などで観察できます。雪景色もきれいで、お天気の良い日には秀麗な富士山、さいたま新都心の高層ビル群とともに眺められます。
江戸開府以前は、東京湾が深く入込み葦が生茂りたびたび洪水に見舞われる湿地でした。江戸幕府が開かれると、伊奈氏により八丁堤が築かれ、下流の灌漑用の大きな溜池となりました。その後、井澤惣兵衛により八丁堤が落とされ、溜池は干拓され、利根川から灌漑用水として代用水が引かれ大稲作田んぼとなりました。溜池に代わる灌漑用に用水という意味で「代用水」と名付けられたものです。
このような歴史のある代用水を11回に分けて散歩した。各回ともすべて違う駅から出発するという形をとり、報告書・写真に基づき当時を振り返りながら説明をしていただきました。
最後に、参加できなかった人・もう一度歩きたい人のために催行アンケートを行い、希望者の多い箇所は催行するとのことでした。受講者の皆さんも当時を思い出し喜んでいました。講師の鮫島さんありがとうございました。
JR埼京線「板橋」駅西口より徒歩1分
都営地下鉄三田線「新板橋」駅A2・A3出口より徒歩3分
東武東上線「下板橋」駅より徒歩7分