お山の教室

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「お山の教室」第137回
『鉄道と山旅のはなし』

開催月日:2023年11月22日(水) 13:30~15:30の予定(13:00~受付開始)
講師:床田真理さん(新ハイ山行リーダー)
場所:板橋区ハイライフプラザ
定員:28名
受講料:700円(当日受付でお支払いください)

 

レポート

まず講師の床田真理(とこたまこと)さんの自己紹介から始まり、床田さんは現在38才で、本年山行リーダーともに本部理事に就任した新ハイキングクラブの新進気鋭のリーダーです。また、会報誌の「おすすめガイド」の筆者としてもおなじみの方です。小さいころから鉄道ファンで、なかでも乗車券収集が趣味のユニークな鉄道オタクのようです。 講演は下記のテーマに分かれ、具体例を通して話して頂きました。

1. 「おすすめガイド」に見る、駅から駅へのコース設定のこだわり
「おすすめガイド」のコース設定は、初心者向け、登山口までの交通機関は基本的にタクシーを利用せず、バス・電車を利用し、参加者の費用の負担軽減を図っている。費用の負担軽減策として、次に話す回数券(JR東は2022年9月末廃止)、金券ショップやネットオークションでの株主優待券を利用している。

2. ローカル路線バスやコミュニティバスを活用した山行の実例
現在廃止発表の路線バスでの金剛山(大阪府)、オンデマンドバスを利用した寂地山(山口県)、市民バスを利用した乾徳山のコース設定の実例を紹介して頂いた。

3. こうしたら、安く行ける切符の買い方の工夫
-JRの乗車券が分割すると安くなる理由-
例えば、JRの運賃体系では11~15キロが240円、26~30キロが510円となっているので短い方の区間の乗車券を2枚買えば、30キロ区間を480円で乗車できる。ただし、ちょうど良い距離間隔に駅が無ければ安くなりませんが、下記のHPを利用すると最適ポイントを見つけやすいとのことです。
乗車券分割プログラム(乗車券・定期券の運賃分割計算)

4. 山行リーダー必見!! こうすれば、参加者負担が抑えられる
・鉄道関係では、富士急、上信電鉄、しなの鉄道、つくばエクスプレス、小湊鉄道が回数券をまだ発売している。
・バス関係では、山梨市営バス、JR関東バス、小鹿野村村営バスなどの路線バスは回数券を発売している。
・JRグループをはじめとする鉄道会社では、団体乗車券の人数条件を8名以上にしている会社もあり、団体乗車券を利用すると回数券が有った頃と同等の割引率(10~20%割引)となっている。但し、事前申込みが必要。

以上のように、非常にお得な情報が満載の講演でした。 講師の床田さんユニークでためになるお話しを有難うございました。

 

会場案内

板橋区ハイライフプラザ

地図

JR埼京線「板橋」駅西口より徒歩1分
都営地下鉄三田線「新板橋」駅A2・A3出口より徒歩3分
東武東上線「下板橋」駅より徒歩7分

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