「お山の教室」第128回
『歩くスキーの楽しみ方』
開催月日：2023年2月16日（木）13:30～15:30の予定（13:00～受付開始）
講師：近藤雅幸さん（新ハイキングクラブ 副会長・山行リーダー）
場所：板橋区ハイライフプラザ
定員：30名
受講料：700円（当日受付でお支払いください）
レポート
今回の講師はクロスカントリースキーの経験が豊かで、これまでも「地図読み」などで何度も講師をして頂いている近藤雅幸さんで、クロスカントリースキーの道具、滑り方、コースなどアルペンスキーとの違いについてお話をして頂いた。
道具
クロスカントリーの板はアルペンスキーの半分ほどの太さで、エッジが無いので、とても軽いのが特徴である。ビンディング（ブーツを板に固定する器具）もつま先だけを固定し、かかとは固定されていないので、平地や斜面を登る際にもスピーディに滑ることができる。ブーツは軟らかく足にフィットしやすいショートブーツを用いる。
滑り方
実演して頂いたが、大きく分けて2つの走法があり、スキー板を逆八の字に開き、片足を踏み蹴ってもう一方の足で進むスケーティング走法とコース全般につけられた2本の溝の中を滑り、スキー板を溝に合わせて平行に交互に動かして進むクラシカル走法がある。クラシカル走法では板に滑るためのワックスとキックする時に必要な滑り止めワックスの2種類を使用し、健康づくりとして始めたい人や初心者向けにはお勧めの走法である。
コース
雪原や森林を抜けるコースで、ゆっくり進んでいく感覚は体全体で自然を満喫できるので清々しく気持ちが良い。クロスカントリーのスキーコースは北海道に多いが、中部地方にも下記の２コースがあり、レンタルスキー・更衣室・駐車場が完備されている。
スノーハープ（白馬村）
長野オリンピックで使用したコース。トラックが平らで広くその周辺は滑りやすい場所が多いが、ひとたび裏に行くと急な下りのカーブなどある程度の技術がいる場所もある。
黒姫 童話の森スノーウエーブ（信濃町）
1周5キロのコースがあり、前半は難しくないが、後半にやや急なところが有る。天気が良いと正面に黒姫山、横に妙高が見えて景色が良い。
尚、上述のクロスカントリースキーのお話以外に講師の近藤さんには、スキーの歴史など興味深いお話をして頂き、大変有難うございました。
会場案内
JR埼京線「板橋」駅西口より徒歩1分
都営地下鉄三田線「新板橋」駅A2・A3出口より徒歩3分
東武東上線「下板橋」駅より徒歩7分