「お山の教室」第124回
『山岳映画の楽しみpart3』
開催月日：2022年10月20日（木）13:30～15:30の予定（13:00～受付開始）
講師：茂木実さん（SES山岳映画
サロン代表）
場所：板橋区ハイライフプラザ
定員：30名
受講料：700円（当日受付でお支払いください）
レポート
昨年に続き茂木さんが製作された山岳映画を鑑賞しました。「今回の作品はポピュラーな山の楽しさが沢山隠されています。」と茂木さんが思いを語られながら、上映前のスクリーン登山の準備をされていました。投影映像は冒険心と単独行の心情をも語られていました。
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大菩薩の岩尾根 南面の岩稜富士見新道を歩く
神部岩から見た迫力ある南アルプスの景観、頂上に立って見える山は？どこの山なのか知りたいと思う人は地図を見て山名を見つける楽しさを知ってほしい。 -
岩山と云う岩山 茂木さんの娘さんも同行し家族の大事な作品になった
新鹿沼駅より日吉神社の登山口１５８mへ、そこから標高差１７０mを登り標高３２８mの岩山へ挑戦。小さなピークをいくつも超えてロープ鎖場を歩く。眼下には素晴らしい景色の良さについ時間を忘れてしまった。しかしその後はルートが見えず引き返す決断となってしまった。 -
西沢渓谷紀行 誰でも一度は訪れる渓谷美を見て歩く
砕石採掘場跡や古い軌道トロッコのオブジェが置かれ歴史を感じながら歩く。
笛吹川からはその昔砂金が、今でもそのロマンに慕っている人がいるそうです。 -
奥秩父股ノ沢歩道から十文字峠を歩く
単独行で荒川源流深い谷を柳避難小屋までの道に難航、予想より時間がかかり途中でビバーク。大変な夜になり、人恋しい感情で胸が熱くなったとのこと。夕暮れの山に自分一人しかいない、そんな淋しい感情が感じられた。
奥秩父その道は茂木さんの単独行、途中ビバークされその気持ちは浦松佐美太郎著「たった一人の山」と同じ思いを感じられました。（初めてほっとした。靴を履きリックサックを背負い直して山小屋への岩道の上に出た時は、やれやれという気持であった。そうすると、今まで少しも気がつかなかったのだが、急にたった一人で山の中にいる淋しさを感じられて来た。山登りの友人の一人がこんなことを言った。山登りには、よき山、よき友、よき食べ物が欲しい。）
奥秩父その道は単独行の淋しさ、人恋しさ、そんな山での心情が一番伝わってきた作品であった。茂木さん貴重な映像と熱い語らい、ありがとうございました。
会場案内
JR埼京線「板橋」駅西口より徒歩1分
都営地下鉄三田線「新板橋」駅A2・A3出口より徒歩3分
東武東上線「下板橋」駅より徒歩7分