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新ハイキングクラブ「お山の教室」

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「お山の教室」第122回
『山の花を楽しむ「違いを知れば、より楽しい!」』

開催月日:2022年8月23日(火)13:30~15:30の予定(13:00~受付開始)
講師:釜口邑江(新ハイキング会員・元エーデルワイスクラブ会長)
場所:板橋区ハイライフプラザ
定員:30名
受講料:700円(当日受付でお支払いください)

 

レポート

今回の講師は、「エーデルワイスクラブ」で長い間、会の運営に携わり会長として尽力をつくされました、釜口邑江さんにお願いいたしました。
釜口さんの資料を基にご自身で撮影された写真を鑑賞しながら説明を聞きました。

高山植物の由来
元祖は氷河期に北方から日本列島に南下してきた。氷河期から温暖な気候に移ると、寒冷地の植物は低地植物との生存競争に敗れ高山に追われた。非常に激しい環境で生き延びている。小ぶりで美しく強くてたくましいが競争に弱い女性的である。

高山植物の特徴

  1. 背丈が低い
  2. 植物に比べて花が大きい
  3. 花の色が鮮やか(紫外線から細胞を守るため短い期間に受粉活動、虫を呼び込むため)
  4. 全身に毛が多い
  5. 葉の緑が裏に巻き込む(強い風と低い気圧・乾燥から守る)
  6. クチクラで表面が覆われた葉(ロウで固め蒸散をふさぐハクサンシャクナゲなど)
  7. 根が太くて長い(不安定な土壌から水や栄養分の確保 コマクサなど)
    スマートフォンの写真撮影機能を使って拡大して観察してみましょう。

高山植物の植生環境
下界の山野草では生き延びる事ができない環境でも絶滅することなく生き続ける生命力がある。近年の温暖化により野生動物による植生被害が出ている。

高山植物の10種

  • ミヤマキンバイ
  • チングルマ
  • ハクサンイチゲ
  • シナノキンバイ
  • ミヤマキンポウゲ
  • コバイケイソウ
  • イワギキョウ
  • ウサギギク
  • ハクサンフロウ

ヨツバシオガマの説明
違いを知る見分け方比較
チングルマ&チョウノスケソウ
イワギキョウ&チシマギキョウ
ハクサンイチゲ&キタダケソウ

種(母種)分別は 亜種, 変種(var), 品種, 変種とは地理的分布、形態、色など母種とはっきり区別できる。


ミネウスユキソウはウスユキソウの(母種)変種 オオヒラウスユキソウはハヤチネウスユキソウの(母種)変種など

釜口さんの植物に対する熱意、ユーモアあふれた語り口に時間を忘れてしまうほど楽しい時間となりました。花を愛する皆さんからたくさんの拍手で終了いたしました。
釜口さんありごとうございました。これからも楽しい山の旅を続けてください。

 

会場案内

板橋区ハイライフプラザ

地図

JR埼京線「板橋」駅西口より徒歩1分
都営地下鉄三田線「新板橋」駅A2・A3出口より徒歩3分
東武東上線「下板橋」駅より徒歩7分

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