開催月日:2022年03月15日(火)13:30~15:30の予定(13:00~受付開始)
講師:名児耶高宏さん(新ハイキングクラブ むさしの支部)
場所:板橋区ハイライフプラザ
定員:30名
受講料:700円(当日受付でお支払いください)
今回も、蔓延防止等対策実施期間中のためか参加者が少なかったが予定通り実施した。
1月に引き続き新ハイ会員の名児耶さんに、井の頭支部で地図読みの勉強した体験を基に、山登り愛好家の必須アイテムである地形図について基礎から教えて頂く。地図読みを覚えることは何よりもお覚えるのだという意欲が大切であると!また、地図読みで使われる地図はどのようにして手に入れてますか?国土地理院の地図は縮尺を任意に指定印刷できない。電子地形図は縮尺を任意指定して印刷できるが有料である。カシミール3Dは無料で縮尺を任意に選べる。コース・山名などを記入できる。磁北線が自動的に表示される。磁北線の間隔を500mに設定すれば大体の距離が分かる。このようなことからカシミールアプリで磁北線入りの地図を印刷することを進めるとの話であった。
最初に地図読みとは、読図ができるにはある程度地図の原理を知る必要がある。現在地を把握できる。これから歩く方向・地形などが分かる。道間違えを減らす。ことであるとの説明。それから地形図から山の形状や地形の読み取り方、尾根、谷、沢、植生別、構造物等の説明をする。そして、実際に地形図に尾根や谷、沢等を記入していく実技をする。
尚、地図には表れない隠れピークがあるのでそれらも十分注意する必要があると。その後に、ベースコンパスの機能や使い方の説明。A点からB点に進む場合のベースコンパスの使用方法。あの山は地図の何処?今いる場所は地図の何処?等をコンパスを使って特定する方法の説明。そして受講者が実際に体験してみるが。これがなかなか上手くいかないで苦労していた。それから、整置の仕方・先読みの方法、磁北線・偏角の話、道迷いの起こしやすい場所(樹林帯・沢沿いの道・トラバース道・曇、霧などで視界不良・雪渓の横断)の説明、又、高度計には気圧・天気・温度等による誤差があること。ピークには支尾根があり主尾根は曲がっている等と盛りだくさんで有った。まあ何はともあれ常に地図を持ち歩き、ことあるごとに現地で確認するという気持ちが大切で有ると感じた。
これからは昭文社の地図やスマホだけでなく磁北線入りの地形図も常に持ち歩きたいものである。講師の名児耶さん有意義な講義をありがとうございました。
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