開催月日:2021年7月30日(金)13:30~15:30の予定(13:00~受付開始)
講師:根井康雄さん(日本山岳会群馬支部 事務局長)
場所:板橋区ハイライフプラザ
定員:15名
受講料:700円(当日受付でお支払いください、リモートは申込み時にクレジットカード決済)
昨年の会報誌、7月号に『群馬の山歩きベストガイド』を紹介したところ、読者プレゼントに多くのご応募を頂きました。その反響の大きさから、版元に連絡を取り、紹介していただいたのが、今回の根井康雄さんです。根井さんは日本山岳会群馬支部の事務局長をされ、群馬の山を知り尽くしている方です。首都圏から近く、魅力的な山がたくさんある群馬県には普段から訪れている方も多いと思います。根井さんに群馬の山とハイキングコースについて、とっておきの情報をお聞きし、今年の予定に組み入れていきましょう。たくさんの参加希望が予想されますので、お申込みはお早目にお願いします。
講師の根井さんは中学生のときに登山をはじめ、長じて上毛新聞出版局で働いていた縁で群馬県の山のガイドブックを出すことになった。出した本は群馬の山歩き80選、群馬の山歩き130選、群馬の山歩きベストガイドなど。いずれも群馬県の山岳会や登山愛好者の協力を得て出版された群馬の山を網羅したガイドである。
群馬の山の魅力は一言でいうと多様性。200㍍程度の山から、2500㍍の標高を誇る山があり、幅広い地質年代の山がそろっている。里山から高山帯、バラエティに富んでいるという。東京からのアプローチがよく時間的に便利なところに、そんな山のデパートのようなところがあるとは。参加者の中には今後は上州に足を運ぼうと思った人も多かったに違いない。
おすすめの群馬の山も根井さん好みの静かで魅力的なところばかりだ。
尾瀬の皿伏山からアヤメ平。昔はゴールデンルートだったが、いまは鳩待に登山客を取られひっそりとしている。よいのが鳩待から登るルート。最高の景色なのに人が少なく落ち着いたいい雰囲気という。
初日の出を拝むのにおすすめなのが赤城山・長七郎山。ロッジに2~3日滞在して周囲を歩くのがいい、野反湖周辺の八間山・三壁山。
さらに鬼怒沼山、白砂山、神成山、船ヶ鼻山といったスペシャルコースの紹介へと続く。ほかに11月から春先にかけておすすめなのが赤城山・鍋割山の夜景だという。
最後は皇海山、妙義山の通行止め、県境稜線トレイルのむじな平に避難小屋完成したこと、谷川岳にインフォメーションセンターがオープンし、近秋には日帰り温泉施設ができることなど、群馬県の山の最新情報である。聞いているだけで群馬県の山に行きたくなるような魅力満載の楽しい2時間だった。
講師の根井さん有意義な講義をありがとうございました。