開催月日:2017年4月26日(水)18:30~20:30の予定(18:00~受付開始)
講師:関根茂子さん(『花のハイキング12ヶ月』編著者)
場所:神田神保町書泉グランデ
参加者:41名
3月発行予定の新ハイ選書『花のハイキング12ヶ月』の編著者:関根茂子さんによる、低山でも四季を通じて花を楽しめる80コースの花ハイキングの魅力を語ってもらいます。
新ハイ選書38巻、「関東近県 花のハイキング12ヶ月」の編著者による発刊記念の講演会。書泉グランデのイベント会場で「お山の教室」講演の開始前から、参加された皆さんと関根さんで新刊本の内容に話が弾んでいました。
講演では、花の大好きな関根さんが、関東近辺から日本中を歩き回り、経験された、山歩きのエピソードが数多く紹介されました。花のみならず、講師の興味は多岐に亘り、まずは葉の裏にいた小さな蝶の幼虫から飛び回る成虫など昆虫の話からスタートしました。
次いで、本書の企画、編集についての工夫が披露されましたが、従来の「山と花をからめたガイド」から脱却し、関根さんのこだわりを形にすべく、時間と労力が注がれたことが伝わってきました。今までのガイドでは採りあげないことの多い、花のオフシーズンである晩秋から冬にかけても花が楽しめること、高山に行かなくても様々な花が関東近県で楽しめることがよく理解できました。また、ふんだんに使われたカラー写真や、インデックスマップ、イラストやオリジナルアイコンで、見て楽しく、分かりやすいガイドに仕上がった内輪話も紹介されました。
後半は自ら歩かれたコースの中から、「特選コース」の地図と写真をプロジェクターで紹介され、山に咲く美しい花の姿に参加者全員が感動していました。こんなに身近で楽しめるなら、来年の開花時期に訪れたい気持ちになりました。特に西上州に咲くオキナグサの美しくもたくましい姿や、ショウジョウバカマの大群落には「素晴らしい」の一言でした。
お忙しい中でここまで資料をまとめて頂きました関根茂子さん、協力された皆さん、そして店内に自作の「お山の教室」のチラシや幕を用意してくださった、書泉グランデの星野さんに感謝申し上げます。