開催月日:2013/7/30(火) 18:30~20:00 (開場:18:00)
受講料:500円
講師:鮫島員義さん(新ハイキングクラブ 会長)
場所:新ハイキング社事務所 (JR埼京線板橋駅から徒歩1分)
略図は返信はがきに記載します
マナーって何? なぜ必要?
One for All. All for One
(一人はみんなのために、みんなは一人のために)
自然を愛し、仲間を愛しそして周りから愛される美しい大人になるために
お互いの自己紹介をしましょう。
仲間を愛し、仲間から愛される為には仲間を知ることが大事!
受講者全員参加の形で場面、場面でのマナーを考えましょう。
考えたらお手元に配りました大形付箋にサインペンで書いてください。
正面に
①出発までのマナー
②歩行中のマナー
③山小屋でのマナー
④帰路/帰宅後のマナー
と四つのテーマの模造紙に各自が書いた大形付箋を貼り付けましょう。
講師が場面ごとの付箋を整理し、一つずつ講師のリードで受講者全員で意見交換。
最後に講師より場面毎に必要なマナーの整理がなされ、下記の通りまとめられお開きとなる。
最高、最大のマナーはPPK(ピンピン・コロリ)
最悪のマナーはマナーの言葉に隠れ自分の価値観を交え押し付けること。
山に於ける最大のマナー違反は行く先も残さず、単独で、レベル以上の山域に入り、行方不明になること。
以上
受付で、「お山のマナー学」のレジメと共に大形付箋の束、サインペンを渡された受講生は全員何に使うのだろうと疑問を持ちながら席に着く。定時にスタートしマナーって何?より講師の説明後一人一人の自己紹介を一分以上行うよう求められ、今日の進行手順の説明でようやく受講生に配られた大形付箋とサインペンの意味が理解できた。第十二回までの講習会は講師による説明を聞き手とし受講であったが今回は受講生参加型の勉強会となり、全員で普段気がついていたマナーを大型付箋に書き出し、講師が整理しながら受講者相互の意見交換できる場となり、あっという間に予定時刻を経過。楽しく身につくマナー勉強会となった。
世話人 松本
手順の説明を受けながら各自が気がついた マナーを大形付箋に記入する |
歩行中のマナー欄に張り出された大形 付箋に記入され内容。 |
場面毎に貼り出された大型付箋毎に 全員参加で意見交換中 |
講座を始めるに先立って、受講者の皆さんがどんなことをご存知かを知りたくクイズをさせていただきました。
Q1.山に行く前日に必ずやっておくべきことって何でしょうか? |
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1.行き先地方の天気予報の確認(これにより持ち物を見直す場合もあり) 2.山行計画を家の人に渡しておく 3.持ち物の再点検 |
A. 当然すべてがやっておくべきことです。 ③はパーティーで行く場合には自分が困るだけでなく、仲間にも迷惑をかけかねません。 ②は家族に対する最低限のマナーです。 |
Q2.集合場所までの公共交通機関を利用する際に気を付けたい事は何でしょう? |
1.混雑した乗り物に乗る際、周りの人に迷惑にならない様にザックは前に抱えて持つ。 2.ザックに収納できないストックには必ずカバーを付けて、かつザックを振り回すようにして担がないように注意する。 3.集合時間に遅れないように多少余裕を持って移動する。 |
A. これらも当然全て心掛けたいことです。 通勤時間帯の公共交通機関の利用には特に気を付けたいことです。 背負った荷物は自分では目が行き届かないために、知らずに周りに迷惑をかけ顰蹙を買いやすいので留意が必要です。 |
Q3.熊よけのカウベルはどんなときに使用しますか? |
1.家を出てから帰宅をするまで。 2.単独でひと気の少ないルートを歩くとき(特に、朝夕に) 3.パーティーで歩くときにも皆でそれぞれ違う音色で鳴らしながら。 |
A. 静かな山でズーと聞かされると意外と耳障りです。 必要がないときには消音するか、収納しましょう。熊が活動する朝夕、特に少人数で歩くときに積極的に活用しましょう。 |
Q4.細い山道でのすれちがい? マナーに沿うのはどっち? |
1.登り優先だから、くだり側は山側に立って登る人が通過するのを待つ。 2.右側通行を守って、挨拶をしながら通過する。 3.原則は①の通りだが、登りの人が譲ってくれたり大人数のパーティーの場合は、お互いに譲り合いの精神で臨機応変に。 |
A. 常識的に③が正解。右側通行は平地。それも日本とイギリスぐらいですね。息切れしながら登っている時に、下りの人に上から「どうぞ」と言われるのはつらいものがありますよね。 |
Q5.山小屋で特に気を付けたい事は? |
1.靴を下足棚に入れるとき翌朝に間違えられたり、間違えないように目印を付けて仕舞う。 2.早朝出発時には、睡眠中の周りの人に迷惑が掛からないように前の晩に準備をしておく(特にビニール袋のガサガサ音は耳につくので注意する) 3.消灯時間を過ぎてまで宴会を続けることが無いように |
A. ②③はぜひ心したいマナーです。 ①は自己防衛的な工夫ですが、時々間違われての大騒ぎを目にします。 |