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「お山の教室」第63回 『越生のハイキング』

開催月日:2017年9月26日(火)13:30~15:30の予定(13:00~受付開始)
講師:石川久明さん(越生町図書館館長)
場所:板橋区ハイライフプラザ
参加者:22名

 

主な内容

「ハイキングの町宣言」を昨年4月に行った越生町の紹介です。
首都圏にありながら隠れた歴史や見所の数々を丁寧に掘り起こし、町の要所に石の説明版を設置されてきた石川さんから、越生のハイキングのチャームポイントを紹介していただきます。もともと石川さんは北海道出身の考古学者。越生の魅力に引込まれた方です。

 

レポート

講座の様子 ハイキングはピークハントの楽しみだけじゃない。身近な近郊を、そこに秘められた歴史を学びながら歩く四次元の楽しみ方もあることを、あらためて教わった講座でした。

① はじめに
② 越生はこんなところ
③ 越生にはこんな人が
④ おわりに「ハイキングのまち越生」に来(き)ないかい?

受付で配布された資料は11種類もあり、びっくり。中でも『越生町ハイキングガイドブック』には15ものコースガイドが掲載されていて使えそう。資料からも石川さんの意気込みが伝わってきます。

初めに石川さんの自己紹介から。北海道のご出身で考古学を学ぶために上京しましたが、遺跡発掘調査の関係で越生に関わりを持って以来36年。「いつまでもその魅力に付き合い続けて飽きることない」とのこと。「越生にお墓も買ってしまいました。」とのお言葉が示すように、石川さんがいかに越生に魅せられたのかが分かりました。

越生は関東平野と秩父山塊の接点、関東平野のどん詰まりに位置して、昔、秩父からの街道の出口として生糸・絹織物の売買を中心に毎月6回、市が立ち、栄えていたそうです。市の様子を伝える写真には、古い家並みの間に商品や客がひしめき、今からは想像もできないほどの賑わいでした。

越生が何故「おごせ」と読める?資料の中の埼玉新聞の記事の通り、言われてみれば確かに難読町名で、初めての人は首をひねってしまうでしょう。町を流れる越辺川(おっぺがわ)や如意(ねおい)についても解説がありました。

越生の歴史についても詳しいお話がありました。越生の観光地と言えば梅林、黒山三滝、そして山吹の里公園。山吹と言えば、太田道灌。道灌が越生と関わりがあることは知っていましたが、越生で生まれて、お墓もあるとは知らなかったです。江戸から明治にかけての出来事やそれに関わる人たちの動き、例えば、野口雨情や雨情を取り巻く人物と越生の関わりを、資料も見ずに語って下さる知識の広さと深さに敬服しました。

講座の様子

最後に、ビデオによる越生の七福神めぐり。黒山へバスで上がって、そこからゆっくりと下りながら七福神を巡るコース。歩行時間は3時間15分で、変化に富んだ魅力的なコースでした。2時間、たっぷり越生の魅力を語っていただきました。また気軽に足を運びたいと思いました。講師の石川さん、ありがとうございました!

(世話人:鮫島記)

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