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「お山の教室」第53回 『七福神めぐりの作法』

開催月日:2016年11月17日(木)13:30~15:30
講師:渡邊隆男さん(雑司ケ谷七福神の会・会長)
資料 :雑司ヶ谷七福神の会より次の資料配布頂く。
・雑司ヶ谷七福神へのご案内
・路傍の石像が祭神に変身の経緯
・雑司ヶ谷七福神の説明パンフレット
・鬼子母神のシティライフ掲載記事
・旧雑司ヶ谷地域の文化財一覧表(雑司ヶ谷未来遺産推進協議会編)
参加人員:12名

 

 

 

レポート

七福神パンフレットとレジメを配布頂き、レジメに沿ってパンフの内容を生かしながらわかりやすい説明がありました。平成23年に御開帳となった雑司ヶ谷七福神の創設当時は参拝客も少なかったものの、毎年1万人ずつ増えて昨年は約7万人の人が訪れ、うれしい悲鳴を上げている現状をお話頂き、受講された皆さんと訪ねてみたい気持ちを共有することができました。

  1. 雑司ヶ谷七福神創設の経緯
    地下鉄副都心線(旧名13号線)開業により池袋駅は西武線・東武東上線から都心に向かう乗客が乗り換えをせずにそのまま通過し、そのため乗降客が大幅に減少してしまうのでは、という懸念があった。池袋地域の商店街は大きな影響を受ける心配から地域活性化対策の一つとして七福神設置を検討。宗教的要素の強いほかの七福神とは異なり神社お寺と商店街・地域町会のメンバーで創設の会が発足された経過は大変興味深く、雑司ヶ谷ならではの七福神誕生経過が理解できた。
  2. 雑司ヶ谷地域の環境
    主要国道・都道に囲まれた雑司ヶ谷地域には国・都・区指定の文化財・古刹が多く、横断する道もないため、安全な散策が楽しめる。緑も多く副都心のオアシス的な存在で、都電、地下鉄、JRが利用でき、子どもや高齢者でもゆっくりと散策を楽しめるコースとして紹介される。
  3. 雑司ヶ谷七福神の特徴
    都内にはたくさんの七福神コースがあるが、子を抱く母の姿をご本尊とした鬼子母神を中心として女神が三体(弁財天・華の福禄寿・吉祥天)あり、また、布袋尊は路傍の石像から祭神に変身された経緯を持つ。古刹とこれら、新しい七体の神々は宗教的な要素の濃い他の七福神にはない特徴をもっている。

終わりに、お正月には七福神衣装をご自分で揃えたボランテアの人たちの練り歩きも見られると聞き、七福神めぐりに加えてもう一つの楽しみができました。

七福神めぐりの様子

渡邊隆男さん

 

 

 

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